「"気軽に楽しくできる習字"を広めたい」書道家、山﨑正義さん
2月22日、村で「字手紙教室」が開催されました。
教室の講師を務めた山﨑正義さんは、元赤井川小学校の校長先生です。
山崎さんは、現在も赤井川小学校の学習支援員として活動されています。
蘭越町出身の山﨑さんが習字をはじめたのは、28歳のとき。
父親から「もっと字をうまくなれ」と言われたことがきっかけでした。
字がキレイになりたい一心で、自宅でも習字を練習し続け
30代半ばになった頃には、人に教えられるくらい上達したため
教師として生徒たちに英語を教えながら、一方で習字も教えていたそう。
その腕前は、40歳を過ぎたころから、年に1~2回個展を開くほどとなり
62歳になった平成23年6月には、アメリカのペンシルベニア州で
個展を開いた経験もあるほど。
そんな山﨑さんの作品の特徴が、まったくの独学で覚えたという「墨画」。
見ているとどこかホッとするような、あたたかい作品がたくさんありました。
本日、100点ほどある作品のなかから選りすぐりのものを
自宅からわざわざ持っていていただきました。
大人になると、筆を持つことも
最近では字を書くことすら、あまりなくなってきている中。
「字がキレイになりたい」という、本当に些細で純粋な気持ちをきっかけに
コツコツと努力を重ねていった山﨑さん。
「作品をかくときは、札幌の街中を歩いて、看板などからイメージをもらったり
インターネットで言葉を調べたり。ガラスに字を書いたりしたこともあるよ。」
元・校長先生ということをついつい忘れてしまうくらい
気さくにニコニコとお話ししてくださり、本当にありがとうございました!
赤井川観光協会
広報 中村